ストライクは営業利益39%増など好感されて年初来の高値を更新

■事業承継M&A案件など想定を上回り大型化の傾向あり今期も2ケタ増を見込む

ストライク<6196>(東1)は10月1日、一段高となり、取引開始後に14%高の3325円(416円高)まで上げて年初来の高値を更新した。9月30日の取引終了後に8月決算(非連結)を発表。売上高が50.77億円(前期比35.6%の増加)となり、営業利益は18.86億円(同39.5%の増加)となったことや、今期も全体に2ケタ増益の見通しとしたことが好感されている。

 M&A(合併と買収)の実務に精通した公認会計士が事業承継や後継者不在問題の解決助言などを行い、前8月期の新規受託件数は当初計画を上回り、289件の実績となった。成約組数は計104組(前期88組)となった。

 譲渡企業と買収企業のどちらかが大企業となる案件も増えてきていることなどにともない、成約までの期間がやや長期化する傾向があり、また、全体的に成約単価は上昇傾向とした。

 今期・2020年8月期の見通しは、売上高を62.75億円(19年8月期比23.6%の増加)、営業利益を22.37億円(同18.6%の増加)、当期純利益は16.67億円(同24.2%の増加)、1株利益は87円28銭とした。(HC)

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