シンバイオ製薬が高い、DNAウイルス感染症薬候補のグローバルライセンス取得
- 2019/10/1 11:36
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■「高活性の新規抗ウイルス薬『ブリンシドフォビル』に関する権利取得
シンバイオ製薬<4582>(JQG)は10月1日、再び出直りを強め、10時30分を過ぎては4%高の666円(24円高)前後で推移している。朝、「高活性の新規抗ウイルス薬『ブリンシドフォビル』に関するグローバルライセンス契約締結のお知らせ」を発表し、一時8%高の692円(50円高)まで上げる場面があった。
米ChimerixInc.(ノースカロライナ州、以下「キメリックス社」)との間で、抗ウイルス薬ブリンシドフォビル(brincidofovir:BCV)に関してのグローバルライセンスの権利取得を目的としてライセンス契約を9月30日付で締結した。
これにより、キメリックス社は天然痘疾患を除いたすべての疾患を対象として、BCVの開発・販売・製造を含めた独占的権利を世界全域を対象としてシンバイオに対して供与した。
BCVは新しい作用機序を持ち、広範囲のDNAウイルス感染症に対して有効な治療方法となり得るものと考えられるという。(HC)