大幸薬品が後場一段高、インフルエンザの流行早く「空間除菌」の新製品に注目集まる
- 2019/10/2 13:11
- 材料でみる株価
■9月26日「都内でインフルエンザの流行開始」
大幸薬品<4574>(東1)は10月2日、後場寄り後もジリ高基調を続け、2571円(102円高)まで上げて年初来の高値を4日ぶりに更新した。9月30日付で、「空間除菌」の新製品を発表。これに先立つ9月26日、東京都が「都内でインフルエンザの流行開始」(都庁のホームページ「報道発表資料」より)と発表したこともあり、注目が再燃したとの見方が出ている。
東京都は9月26日付で、「都内のインフルエンザ定点医療機関からの第38週(9月16日から9月22日)の患者報告数が、流行開始の目安となる定点当たり1.0人を超えました。インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行しますが、今シーズンは早めの注意が必要です」(同)と発表した。
すでに、今シーズン(2019年9月2日以降)において、都内の学校や社会福祉施設等で発生したインフルエンザ様疾患の集団感染事例は、9月22日までに55件報告されているという。(HC)