【株式市場】大手銀行株など高く日経平均は2万円台に乗り新規上場株はS高

◆日経平均の終値は2万133円90銭(224円81銭高)、TOPIXは1621.79ポイント(12.91ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億9542万株

チャート11 22日後場の東京株式市場は、円安基調がやや鈍化したためトヨタ自動車<7203>(東1)が一時軟調転換する場面があったが、前場上げた大手銀行株や証券株などは高値圏で強く、日経平均は180円高の約2万80円を下値に堅調で、終値としては2000年4月以来の2万円台回復となった。TOPIX(東証株価指数)は2日続けて2007年以来の高値を更新し、JPX日経400は指数算出開始以来の高値を更新した。

塩野義製薬<4507>(東1)が13時に業績予想と配当予想を増額発表し直後から急伸し、大成建設<1801>(東1)は朝に業績好調の観測報道を受けて上げたあとダレていたが14時に業績予想を増額発表して再び強含んだ。ウエルシアホールディングス<3141>(東1)はCFSコーポレーション(8229)との経営統合を好感して急伸し、みんなのウェディング<3685>(東マ)ライフネット生命<7157>(東マ)は資本提携やTOBなどが材料視されて高い。

本日新規上場となった日本スキー場開発<6040>(東マ、売買単位100株)は9時19分に公開価格3570円に対し10%高の3925円で売買が成立し初値を形成。11時前にストップ高(S高)の4625円(初値から700円高)まで上げ、大引けもストップ高となり好調なスタートとなった。

東証1部の出来高概算は27億9542万株(前引けは15億6814万株)、売買代金は2兆8967億円(同1兆5199億円)。1部上場1881銘柄のうち、値上がり銘柄数は1126(同1169)銘柄、値下がり銘柄数は606(同568)銘柄。

また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は28業種(前引けは27業種)となり、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、銀行、その他金融、保険、空運、ガラス・土石、不動産、機械、電力・ガス、などとなった。

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