不二電機工業は調整一巡、20年1月期営業増益予想
- 2019/10/7 05:36
- 株式投資ニュース
不二電機工業<6654>(東1)は制御用開閉器、接続機器、表示灯・表示器、電子応用機器などを展開する電気制御機器メーカーである。20年1月期増収・営業増益予想である。第2四半期累計が減収・営業減益のため通期下振れに注意が必要だが、下期の挽回を期待したい。株価は9月の年初来安値圏から反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。
■電気制御機器メーカー
制御用開閉器、接続機器、表示灯・表示器、電子応用機器などを展開する電気制御機器メーカーである。
■20年1月期営業増益予想、2Q累計減益だが下期挽回期待
20年1月期の非連結業績予想は、売上高が19年1月期比10.0%増の43億円、営業利益が7.8%増の4億05百万円、経常利益が6.5%増の4億20百万円、純利益が4.2%減の2億65百万円としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比4.5%減の19億03百万円、営業利益が34.4%減の1億38百万円だった。電子応用機器は鉄道変電設備向けなどの好調で7.2%増収だが、制御用開閉器は海外向け補助スイッチの伸び悩みで1.0%減収、接続機器はサージアブソーバ端子台などが低調で5.9%減収、表示灯・表示器は国内向け交通信号機用表示灯などが低調で3.6%減収だった。
第2四半期累計の進捗率は売上高44.3%、営業利益34.1%である。通期下振れに注意が必要だが、下期の挽回を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は9月の年初来安値圏から反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。10月4日の終値は1230円、時価総額は約82億円である。