石井表記は売り一巡、21年1月期の需要回復期待

株式市場 銘柄

 石井表記<6336>(東2)はプリント基板製造装置の大手で、電子機器部品製造装置、ディスプレイ・電子部品を展開している。20年1月期は需要減少で大幅減収減益予想だが、21年1月期の需要回復を期待したい。株価は軟調展開で16年以来の安値圏だが、売り一巡して反発を期待したい。

■プリント基板製造装置の大手

 プリント基板製造装置やインクジェットコーターなどの電子機器部品製造装置、スイッチパネルや車載部品向け印刷などのディスプレイ・電子部品を展開している。プリント基板製造装置の大手で、インクジェットコーターもテレビ液晶用で高シェアを誇っている。

■20年1月期大幅減収減益予想、21年1月期需要回復期待

 20年1月期の連結業績予想(9月12日に下方修正)は、売上高が19年1月期比22.8%減の101億86百万円、営業利益が68.5%減の4億58百万円、経常利益が78.8%減の3億10百万円、純利益が78.9%減の2億22百万円としている。企業の設備投資抑制で、主力のプリント基板製造装置やスイッチパネルなどの需要が減少する。

 なお第2四半期累計は前年同期比23.9%減収、87.4%営業減益だった。需要減少で大幅減収減益だった。ただし中国・上海の子会社における新規案件の増加で営業利益は計画を上回った。

 20年1月期は需要減少で大幅減収減益予想だが、21年1月期の需要回復を期待したい。

■株価は売り一巡

 株価は軟調展開で16年以来の安値圏だが、売り一巡して反発を期待したい。10月4日の終値は447円、時価総額は約37億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る