ジャストプランニングは調整一巡、20年1月期減益予想だが上振れ余地

株式市場 銘柄

 ジャストプランニング<4287>(JQ)は外食業界向け業務ソフト開発・運用を展開している。20年1月期減益予想である。ただし第2四半期累計の利益進捗率が高水準であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■外食産業向け業務ソフト開発・運用

 外食業界向け業務ソフト開発・運用企業で、店舗管理「まかせてネット」「まかせてネットEX」およびクラウド型POSオーダーリングサービス「まかせてタッチ」のASP事業を主力として、システムソリューション事業、物流ソリューション事業、太陽光発電事業、その他事業(直営外食店舗運営)も展開している。

■20年1月期減益予想だが上振れ余地

 20年1月期の連結業績予想は、売上高が19年1月期比8.8%増の24億52百万円、営業利益が28.2%減の2億04百万円、経常利益が31.0%減の2億05百万円、純利益が22.8%減の1億14百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比13.7%増収だが、利益は23.0%営業減益だった。システムソリューション事業が2.0倍増収、物流ソリューション事業が22.3%増収と大幅伸長したが、利益柱のASP事業が4.5%減収と苦戦し、販管費の増加も影響して減益だった。ただし概ね計画水準としている。

 第1四半期の進捗率は売上高49.9%、営業利益66.2%だった。利益進捗率が高水準であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。10月9日の終値は558円、時価総額は約71億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る