ヤマザワは戻り試す、20年2月期大幅営業増益予想
- 2019/10/16 05:57
- 株式投資ニュース
ヤマザワ<9993>(東1)は山形県を地盤とする食品スーパーを主力として、ドラッグストアも展開している。20年2月期大幅営業増益予想である。第2四半期累計は計画を下回ったが大幅営業増益だった。通期も収益拡大を期待したい。株価は反発の動きを強めている。下値固め完了して戻りを試す展開を期待したい。
■山形地盤の食品スーパーが主力
山形県を地盤とするスーパーマーケット(食品スーパー)事業を主力として、ドラッグストア事業も展開している。20年2月期第2四半期末時点の店舗数はスーパーマーケット事業73店舗(山形県42店舗、宮城県22店舗、よねや商事の秋田県9店舗)、ドラッグストア事業72店舗である。
■20年2月期大幅営業増益予想、2Qは計画未達だが大幅営業増益
20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.6%減の1100億円、営業利益が2.9倍の6億50百万円、経常利益が2.5倍の7億円、純利益が2億50百万円(19年2月期は2億45百万円の赤字)としている。
個人消費低迷で売上高は伸び悩むが、値下げ・廃棄削減による荒利益率改善、作業改善による生産性向上、経費の削減などで大幅営業増益予想である。新規出店は下期に角田店(仮称)を予定している。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比1.7%減の549億23百万円、営業利益が20.7%増の2億44百万円、経常利益が13.7%増の2億55百万円、純利益が28.4%減の72百万円だった。見切り値下げの増加が利益押し下げ要因となって計画を下回ったが、経費圧縮などで大幅営業増益だった。通期も収益拡大を期待したい。
■株価は戻り試す
株価は8月の直近安値圏から反発の動きを強めている。下値固め完了して戻りを試す展開を期待したい。10月15日の終値は1705円、時価総額は約187億円である。