プレナスは反発の動き、20年2月期営業黒字化予想
- 2019/10/17 05:30
- 株式投資ニュース
プレナス<9945>(東1)は持ち帰り弁当の「ほっともっと」を主力としている。20年2月期営業黒字化予想である。第2四半期累計は営業損益が改善した。通期ベースでも収益改善施策や成長戦略の進展を期待したい。株価は8月の年初来安値圏から反発の動きを強めている。下値固め完了して戻りを試す展開を期待したい。
■持ち帰り弁当「ほっともっと」が主力
持ち帰り弁当の「ほっともっと」を主力として、定食の「やよい軒」や、しゃぶしゃぶの「MKレストラン」も展開している。19年8月末時点の店舗数は「ほっともっと」が2726店舗、「やよい軒」が382店舗、「MKレストラン」が37店舗である。
収益改善に向けた施策として内製化の推進、直営店のFC化、FC化の見込めない直営店の退店、成長戦略として店頭売上の拡大、新規店舗モデルの構築を推進している。
■20年2月期営業黒字化予想
20年2月期の連結業績予想(8月9日に下方修正)は、売上高が19年2月期比0.4%減の1533億10百万円、営業利益が6億50百万円の黒字(19年2月期は5億01百万円の赤字)、経常利益が7.5倍の10億70百万円、純利益が8億30百万円の赤字(同29億26百万円の赤字)としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比1.2%減の757億56百万円、営業利益が1億82百万円(前年同期は17百万円)、経常利益が16.2%増の3億41百万円、純利益が8億73百万円の赤字(同3億58百万円の赤字)だった。天候不順も影響して計画を下回ったが、販促コスト効率化などで営業損益が改善した。なお「ほっともっと」退店予定190店舗の減損損失を計上した。
第2四半期累計は営業損益が改善した。通期ベースでも収益改善施策や成長戦略の進展を期待したい。
■株価は反発の動き
株価は8月の年初来安値圏から反発の動きを強めている。下値固め完了して戻りを試す展開を期待したい。10月16日の終値は1859円、時価総額は約825億円である。