【株式市場】「即位礼」祝日の前で個別物色だが日経平均は堅調で続伸

株式

◆日経平均は2万2548円90銭(56円22銭高)、TOPIXは1628.60ポイント(6.61ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく8億9168万株

チャート15

 10月21日(月)後場の東京株式市場は、長期金利の強含みを受けて三菱UFJフィナンシャルG<8306>(東1)などの大手銀行株や大手生保株が前場よりも強い相場になったが、明日は祝日(即位礼正殿の儀)のため、主力株や株価指数の先物を大きく買うような動きは見られないとされ、日経平均は59円高で始まった後、13時頃の88円60銭高(2万2581円28銭)を上値に一進一退となった。大引も堅調で2日続伸。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、政府が「ヒアリ」対策会議を開催と伝えられてフマキラー<4998>(東2)が次第高となり、ミズホメディー<4595>(東2)はインフルエンザの流行が今年は早いとされて一段高。中村超硬<6166>(東マ)はゼオライト研究に関する発表が材料視されて2日連続ストップ高。内外テック<3374>(JQS)は半導体製造装置部品のマルマエ<6264>(東1)の月次手中動向が堅調なことなどが言われて一段高。

 東証1部の出来高概算は少なく8億9168万株(前引けは4億2084万株)、売買代金は1兆5304億円(同6994億円)。1部上場2155銘柄のうち、値上がり銘柄数は1432(同1477)銘柄、値下がり銘柄数は616(同561)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は26業種(前引けは28業種)となり、値上がり率上位は、証券・商品先物、鉄鋼、建設、サービス、その他金融、不動産、パルプ・紙、非鉄金属、金属製品、銀行、鉱業、電力・ガス、などが高い。(HC)

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