【株式市場】15年ぶりの2万円台で上げ一服感があり材料株など選別物色

◆日経平均の終値は2万187円65銭(53円75銭高)、TOPIXは1624.87ポイント(3.08ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億5047万株

チャート11 23日後場の東京株式市場は、日銀総裁の参院での答弁が注目され、円安基調が鈍化し、日経平均は70円高の2万200円前後で小動きを続け、14時30分頃に一時17円71銭安(2万116円19銭)まで軟化する場面があった。ただ、昨日まで2日続けて上げ幅200円台だったため、調整は当然のムードがあった。東証2部指数とマザーズ指数は軟化した。

朝方は高かったソニー<6758>(東1)が軟調になり、昨日まで株価指数を牽引した大手銀行3銘柄も軟化。クボテック<7709>(東1)は朝方に一時6日連続ストップ高となり、引き続き古河電気工業(5801)と共同開発の超伝導フライホイールなどが材料視されたが、後場は波乱商状となり小反落。一方、昨日業績予想を増額したイソライト工業<5358>(東1)や本日11時過ぎに増額を発表した東リ<7971>(東1)などは東証1部の値上がり率上位に躍進。Aiming<3911>(東マ)は東京・山手線にオンラインゲームの車体広告を開始とされて一時上場来高値に並んだ。昨日上場の日本スキー場開発<6040>(東マ)は前場上値を追ったが後場は売買交錯となった。

東証1部の出来高概算は27億5047万株(前引けは14億1524万株)、売買代金は2兆9198億円(同1兆4202億円)。1部上場1881銘柄のうち、値上がり銘柄数は804(同1034)銘柄、値下がり銘柄数は926(同654)銘柄。

また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は22業種(前引けは25業種)となり、値上がり率上位の業種は、海運、証券・商品先物、鉱業、卸売り、金属製品、食料品、精密機器、食料品、電気機器、倉庫・運輸、などとなった。

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