大日本住友製薬が第2四半期の業績予想を増額し営業利益は従来予想を19%引き上げる

■売上収益は各セグメントとも堅調に推移、10月28日発表予定

 大日本住友製薬<4506>(東1)は10月21日の通常取引終了後、2020年3月期・第2四半期の累計(19年4~9月)連結業績予想の増額修正を発表し、営業利益は従来予想を19%引き上げて668億円の見込み(前年同期の2.3倍)に、親会社株主に帰属する純利益は同じく38%引き上げて303億円の見込み(同8.7%の増加)などとした。

 決算発表は10月28日の予定。発表によると、売上高に相当する売上収益は、各セグメントとも堅調に推移しており、従来予想に対して1%増の2306億円(同2.0%の増加)となる見込み。

 また、営業利益は、がん領域において、開発計画を含む事業計画の見直しを実施したことにともない、仕掛研究開発の減損損失の計上を見込むものの、ボストン・バイオメディカル・インクおよびトレロ・ファーマシューティカルズ・インクの買収に係る条件付対価公正価値が大きく減少することにより、減損損失を上回る費用の戻入を見込むことになった。純利益については、為替差損の発生による金融費用の増加を見込むものの、営業利益の増加が大きかった。(HC)

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