RPAホールディングスは売り一巡

株式市場 銘柄

 RPAホールディングス<6572>(東1)は、ロボットアウトソーシング事業およびロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。20年2月期第2四半期累計は計画未達で営業利益横ばいにとどまった。通期下振れに注意必要だが下期の挽回を期待したい。株価は急落して18年の上場来安値に接近しているが、ほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。

■RPAサービスなど展開

 RPA(Robotic Process Automation)技術や、AI(人工知能)技術を活用して、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォーム「BizRobo!」を提供するロボットアウトソーシング事業、およびアフィリエイト型広告サービスやBtoBマーケティングサービスのロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。

■20年2月期2Q累計営業利益横ばい

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比71.2%増の140億16百万円、営業利益が67.9%増の16億03百万円、経常利益が71.9%増の15億61百万円、純利益が66.6%増の9億31百万円としている。主力事業が大幅伸長する見込みだ。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比31.0%増の47億76百万円、営業利益が1.1%増の3億46百万円だった。新規導入数が増加して大幅増収だが、売上高、営業利益とも計画未達で、営業利益横ばいにとどまった。RPAサービスの導入裾野拡大を企図した「BizRobomini」の導入で利益率が低下し、人材採用や事業開発などの先行投資も影響した。

 第2四半期累計の進捗率は売上高34.1%、営業利益21.6%である。通期下振れに注意必要だが下期の挽回を期待したい。

■株価は売り一巡

 株価は急落して18年の上場来安値に接近しているが、ほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。10月25日の終値は1170円、時価総額は約679億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る