テクマトリクス:第2四半期の業績予想を増額修正し最高益更新の見込みに

■情報セキュリティ製品など伸び営業利益は従来予想を32%増額

 テクマトリックス<3762>(東1)は10月28日の通常取引終了後、第2四半期累計期間(2019年4~9月)の業績予想の増額修正を発表し、連結営業利益は従来予想を31.7%増額して13.43億円の見込み(前年同期比では42%の増加)とした。情報セキュリティ関連製品などの売上げが伸びた上、大型案件の獲得などがあり、販売費などの計画比低減も寄与した。

 28日の株価終値は2428円(24円高)だった。決算発表は10月31日を予定している。

 第2四半期累計期間の親会社株式に帰属する純利益は従来予想を38.3%増額して8.71億円の見込み(同48.9%の増加)とした。従前より戦略的に推進している「ストック型ビジネスの拡大」が奏功したことなども寄与した。売上高・利益ともに上期としては当社グループの過去最高となる見込み。

 通期業績予想については、米中の貿易摩擦の影響や消費税増税の実施など、景気動向は先行きが見通しづらい状況が続いているため据え置くとした。ただ、現時点で、情報セキュリティ関連製品等の足元の受注状況は堅調に推移しているとした。(HC)

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