キヤノンは朝安後に回復するが大幅な減額修正受け見方分かれる

■事業売却などまで念頭に改善策を見守る様子も

キヤノン<7751>(東1)は10月29日、朝寄り後の4.1%安(119.5円安の2815.0円)を下値に切り返し、9時30分過ぎには0.9%安(25.5円安の2909.0円)へと大きく回復している。28日の通常取引終了後、第3四半期決算を発表し、12月通期の連結業績見通しを営業利益は従来予想から41%引き下げるなど、大幅な減額修正も発表。戻り一巡後の展開が注目されている。

 関連報道では、「通期予想の下方修正は今期3回目」(日本経済新聞10月29日付朝刊)と伝えられた。今期は海外事業を中心に構造改革に取り組んでいるとされるが、調査筋の中には、事業売却や分社化といったレベルまで念頭に置いて下値を測る姿勢もある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る