【株式市場】TOPIXは小高いが日経平均は8日ぶりに上げ一服

株式

◆日経平均は2万2843円12銭(131円01銭安)、TOPIXは1665.90ポイント(3.22ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し17億9256万株

チャート11

 10月30日(水)後場の東京株式市場は、三井住友FG<8316>(東1)などの大手銀行株や第一生命HD<8750>(東1)などが安く始まり、日銀の金融政策決定会合(30、31日)でマイナス金利拡大となれば影響ありとされて軟調に推移。日経平均は90円安で始まった後、13時40分にかけて135円安となり、小もどしたあと再び軟化して146円20銭安(2万2827円93銭)まで下げた。大引けも130円安で8日ぶりに反落。上げ一服となった。半面、TOPIXは小高い。

 後場は、半導体関連株の一服に逆行するように資生堂<4911>(東1)がジリ高基調を続け、正午に四半期決算と業績予想の増額を発表したインフォコム<4348>(東1)が中盤にかけて急伸。13時半に発表した積水化学工業<4204>(東1)は一気にプラス転換して上値を追った。ACCESS<4813>(東マ)は引き続き米AT&Tとの提携が材料視されて再び急伸。医学生物学研究所<4557>(JQS)は業績予想の増額などが好感されてストップ高。

 30日新規上場となった恵和<4251>(東2)は9時58分に公開価格770円を33%上回る1026円で売買が成立し初値をつけた。高値は前場の1037円で、大引けは880円だった。

 東証1部の出来高概算は増加し17億9256万株(前引けは6億1709万株)、売買代金は3兆3795億円(同1兆1274億円)。1部上場2155銘柄のうち、値上がり銘柄数は1341(同841)銘柄、値下がり銘柄数は757(同1024)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、食料品、精密機器、空運、その他製品、水産・農林、証券・商品先物、医薬品、化学、保険、倉庫・運輸、陸運、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る