トーソーの第2四半期は資材歩留まり改善等の原価低減活動や生産性向上の推進が奏功し、大幅増益

■株価は一時42円高の500円を付ける

 室内装飾関連事業を展開するトーソー<5956>(東2)の第2四半期は、資材歩留まり改善等の原価低減活動や生産性向上の推進が奏功し、大幅増益となった。

 今20年3月期第2四半期連結業績は、売上高111億円(前年同期比3.5%増)、営業利益3億49百万円(同315.0%増)、経常利益3億59百万円(同237.3%増)、純利益2億63百万円(同421.5%増)であった。

 第2四半期決算発表が、場中であったことから、同社の株価は一時42円高の500円を付けるなど急騰したが、引けは10円高の468円で引けた。

 第2四半期が好業績であったものの、通期業績予想は据え置いている。

 ちなみに、20年3月期連結業績予想は、売上高228億円(前期比0.7%増)、営業利益6億円(同12.8%減)、経常利益6億10百万円(同13.0%減)、純利益4億円(同10.1%減)を見込んでいる。

 もし、第2四半期の営業利益率3.144%が第3四半期以降も継続すると仮定すると、通期営業利益は7億16百万円となり、当初予想の6億円を上回る。したがって、通期の上振れが予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る