【株式市場】南米情勢を警戒するが日経平均は朝方の221円44銭安を下値に持ち直す

株式

◆日経平均は2万2833円23銭(93円81銭安)、TOPIXは1664.47ポイント(2.54ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億9632万株

チャート5

 11月1日(金)前場の東京株式市場は、南米チリが暴動などによりAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の開催を中止と伝えられ、南米通貨などへの警戒感が出たとされ、株価指数の先物が先行安。日経平均は196円安で始まった。しかし、安く始まったパナソニック<6752>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)が一気に堅調転換するなどで、日経平均は取引開始後の221円44銭安(2万2780円60銭)を下値に持ち直し、前引けは93円81銭安(2万2833円23銭)となった。日経JASDAQ平均は11時過ぎに堅調転換する場面があった。

クリナップ<7955>(東1)が業績予想の増額を手掛かりに買い気配のままストップ高となり、沖縄電力<9511>(東1)は大幅増益の四半期決算を好感され急伸し、インフォマート<2492>(東1)は大幅増益の四半期決算と株式分割が好感されて急伸。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東マ)は業務提携が注目されて一時ストップ高。セリア<2782>(JQS)は四半期決算が材料視されて出直り拡大。

 1日新規上場のダブルエー<7683>(東マ)は取引開始と同時に公開価格4690円を0.2%下回る4680円で初値をつけ、高値は4720円、前引けは4330円となった。

 東証1部の出来高概算は5億9632万株、売買代金は1兆1971億円。1部上場2154銘柄のうち、値上がり銘柄数は630銘柄、値下がり銘柄数は1431銘柄だった。(HC)

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