【株式市場】好業績株や材料株が個別に人気化し日経平均など小反落だが日経JASDAQ平均は高い

株式

◆日経平均は2万2850円77銭(76円27銭安)、TOPIXは1666.50ポイント(0.51ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億5612万株

チャート5

 11月1日(金)後場の東京株式市場は、振替休日で4日まで休場になるため好業績株や材料株が個別に人気化する展開になり、日経平均は84円安で始まった後も上下に数十円の高下にとどまった。任天堂<7974>(東1)が9月発売の「スイッチライト」好調とされてジリ高傾向を続け、13時に四半期決算を発表した伊藤忠商事<8001>(東1)もジリ高。大引の日経平均は反落しTOPIXも小反落となった。一方、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、正午前に新株予約権の行使状況を発表したラクオリア創薬<4579>(JQG)が動意を強めて波状高となり、正午に業績予想の増額修正を発表した千代田化工建設<6366>(東2)は一段高。13時30分に発表した三菱ケミカルHD<4188>(東1)は大きく持ち直した。アマテイ<5952>(東2)は14時に決算見通しを減額発表したがその後次第高。ジャパンディスプレイ<6740<(東1)は米アップルが直接出資の可能性との共同通信の報道を受けて大引間際に急動意。

 1日新規上場のダブルエー<7683>(東マ)は取引開始と同時に公開価格4690円を0.2%下回る4680円で初値をつけ、高値は前場の4720円。後場はジリ安基調になり、終値は4225円となった。

 東証1部の出来高概算は12億5612万株(前引けは5億9632万株)、売買代金は2兆3870億円(同1兆1971億円)。1部上場2154銘柄のうち、値上がり銘柄数は801(同630)銘柄、値下がり銘柄数は1283(同1431)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、電気機器、陸運、その他金融、証券・商品先物、不動産、電力・ガス、情報・通信、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る