FRACTALEの子会社が「脂肪組織由来再生(幹)細胞」で特許を取得

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■知的財産権の収益化や細胞治療の実用化なども推進へ

 不動産&フィナンシャル事業などを行うFRACTALE(フラクタル)<3750>(東2)は11月1日の夕方、連結子会社のサイトリ・セラピューティクス株式会社が、疼痛及び線維症の調節において脂肪組織由来再生(幹)細胞(Adipose DerivedRegenerative Cells「ADRC」という)を用いた治療方法に関する技術について、このほど、日本における特許査定を取得したと発表。知的財産権の収益化や、ADRCを用いた細胞治療についても実用化に向けた取り組みを進めるとした。

 サイトリ・セラピューティクス社では、セルーション遠心分離器を使用して自己ヒト皮下脂肪組織から採取した非培養ADRCを用いて日本における細胞治療の開発に取り組んでおり、これまで男性腹圧性尿失禁や肝硬変の治験を進めている。

 同時に発表した第2四半期決算では、今期・2020年3月期の連結業績予想を従来通り継続し、売上高28.0億円(前期比45.5%増)、営業利益4.4億円(同50.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3.8億円(同35.9%減)、1株利益は56円61銭とした。(HC)

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