MARUWAは上値試す、20年3月期2Q累計減益だが進捗率高水準、通期上振れ余地
- 2019/11/5 05:33
- 株式投資ニュース
MARUWA<5344>(東1)は、世界首位級の通信関連向けセラミック基板などセラミック部品事業を主力としている。20年3月期減益予想で、第2四半期累計は減益だったが、進捗率は高水準だった。通期上振れ余地がありそうだ。株価は年初来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■セラミック部品事業が主力
世界首位級の通信関連向けセラミック基板など回路・機構部品を中心とするセラミック部品事業を主力として、子会社で照明機器事業も展開している。
■20年3月期2Q累計減益だが進捗率高水準、通期上振れ余地
20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比7.8%減の380億円、営業利益が18.4%減の78億円、経常利益が21.4%減の78億円、純利益が21.7%減の53億円としている。世界経済の不透明感を考慮して減収減益予想としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比4.6%増の203億40百万円、営業利益が6.1%減の41億48百万円だった。セラミック部品事業が1.9%増収、照明機器事業が15.4%増収と順調だったが、在庫見直しなどの影響で減益だった。
第2四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高53.5%、営業利益53.2%と高水準である。通期上振れ余地がありそうだ。
■株価は上値試す
株価は年初来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。11月1日の終値は7390円、時価総額は約914億円である。