MARUWAは上値試す、20年3月期2Q累計減益だが進捗率高水準、通期上振れ余地

株式市場 銘柄

 MARUWA<5344>(東1)は、世界首位級の通信関連向けセラミック基板などセラミック部品事業を主力としている。20年3月期減益予想で、第2四半期累計は減益だったが、進捗率は高水準だった。通期上振れ余地がありそうだ。株価は年初来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■セラミック部品事業が主力

 世界首位級の通信関連向けセラミック基板など回路・機構部品を中心とするセラミック部品事業を主力として、子会社で照明機器事業も展開している。

■20年3月期2Q累計減益だが進捗率高水準、通期上振れ余地

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比7.8%減の380億円、営業利益が18.4%減の78億円、経常利益が21.4%減の78億円、純利益が21.7%減の53億円としている。世界経済の不透明感を考慮して減収減益予想としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比4.6%増の203億40百万円、営業利益が6.1%減の41億48百万円だった。セラミック部品事業が1.9%増収、照明機器事業が15.4%増収と順調だったが、在庫見直しなどの影響で減益だった。

 第2四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高53.5%、営業利益53.2%と高水準である。通期上振れ余地がありそうだ。

■株価は上値試す

 株価は年初来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。11月1日の終値は7390円、時価総額は約914億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る