寿スピリッツの第2四半期は、企業戦略が奏功し、大幅増収増益

◇進捗率をみると通期の上振れも十分に期待できる

寿スピリッツ<2222>(東1)の第2四半期は、企業戦略が奏功し、大幅増収増益となった。

 20年3月期第2四半期連結業績は、売上高223億87百万円(前年同期比22.0%増)、営業利益35億18百万円(同63.6%増)、経常利益22億68百万円(同70.8%増)であった。

 セグメント別の業績は、シュクレイは売上高78億29百万円(同30.8%増)、営業利益10億31百万円(同30.2%増)、ケイシイシイは売上高57億71百万円(同14.6%増)、営業利益5億89百万円(同29.5% 増)、寿製菓・但馬寿は売上高57億78百万円(同12.6%増)、営業利益8億81百万円(同56.2%増)、販売子会社は売上高33億30百万円(同17.9%増)、営業利益3億50百万円(同65.9%増)、九十九島グループは売上高23億17百万円(同48.2%増)、営業利益2億68百万円(前年同期は営業利益△1億02百万円)、その他は、売上高4億60百万円(同322.6%増)、営業利益△60百万円(前年同期は営業利益△1億01百万円)とすべてのセグメントで増収増益となっている。

 第2四半期は好業績であるが、通期連結業績予想は前回予想を据え置いている。

 ちなみに、20年3月期連結業績予想は、売上高452億円(前期比10.9%増)、営業利益69億70百万円(同16.6%増)、経常利益70億円(同16.4%増)、純利益45億50百万円(同14.5%増)と最高益更新を見込んでいる。

 進捗率をみると売上高49.5%(前期45.0%)、営業利益50.5%(同36.0%)、経常利益50.7%(同35.9%)、純利益49.8%(同33.4%)となっていることから、上振れが十分に期待できる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る