科研製薬の20年3月期第2四半期は連結営業利益11.2%増

株式市場 銘柄

■今期予想は据え置いた

 科研製薬<4521>(東1)は6日、2020年3月期第2四半期(2019年4月~9月)連結業績を発表した。

 営業利益は、販売費及び一般管理費の減少により、137億44百万円(前年同期比11.2%増)だった。研究開発費が33億34百万円(同41.6%減)となったことによる。売上高は海外売上の減少などにより、451億70百万円(同4.9%減)、経常利益は139億29百万円(同11.1%増)、四半期純利益は95億47百万円(同8.0%増)となった。

 セグメントの取り組みは、薬業では医薬品・医療機器は、売上高は439億76百万円(同 5.1%減)、営業利益は130億11百万円(同11.9%増)となった。爪白癬治療剤「クレナフィン」、関節機能改善剤「アルツ」、癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」の売上は前年並みだが、高脂血症治療剤「リピディル」の売上が後発医薬品の影響により減少し、海外売上も減少したことなどから、減収となった。 農業薬品は増収となった。

 不動産事業では、売上高は11億94百万円(同2.4%増)、営業利益は7億32百万円(同1.1%増)となった。主な収入は文京グリーンコート関連の賃貸料である。

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比1.3%減の929億円、営業利益が同9.3%減の223億円、経常利益が同9.1%減の227億円、純利益が同9.4%減の161億円の見通しとしている。

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