ソフトクリエイトホールディングスはECビジネス活況を背景に、第2四半期の売上高は前年同期比29.9%増と大幅増収
- 2019/11/9 07:36
- 決算発表記事情報
■「ecbeing」を活用したECソリューション事業と「SCクラウド」の拡大に注力
ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1)はECビジネス活況を背景に、第2四半期の売上高は前年同期比29.9%増と大幅増収となった。
同社は、ECサイト構築パッケージソフト「ecbeing」という大ヒット商品を背景に過去最高売上高を更新中である。ecbeingの国内ECサイト構築実績は1100サイトを突破し、富士キメラ総研社「富士マーケティング・レポート」ECサイト構築ソリューション市場占有率において10年連続シェア1位を獲得している。
今期20年3月期第2四半期の取組としては、「ecbeing」を活用したECソリューション事業の業績拡大に注力したことに加え、セキュリティビジネスや同社独自のサービスである「SCクラウド」の拡大に注力した。
その結果、第2四半期連結業績は、売上高115億20百万円(前年同期比29.9%増)、営業利益11億78百万円(同20.8%増)、経常利益12億91百万円(同15.5%増)、純利益7億39百万円(同1.1%減)となった。
ECソリューション事業のネット通販システムの需要拡大により想定以上に売上が増加したことに加え、システムインテグレーション事業と物品販売事業は、Windows10へのリプレイス需要が想定以上に拡大したこと等により、前回予想値を大幅に上回る見込みとなり、10月16日に第2四半期の上方修正を発表している。その際、通期業績予想は、現在精査中ということで、通期業績予想は据え置いている。今回の第2四半期の発表でも、通期業績予想は前回予想通りとしている。
ちなみに、20年3月期連結業績予想は、売上高206億円(前期比6.4%増)、営業利益20億10百万円(同6.5%増)、経常利益21億円(同4.6%増)、純利益12億円(同4.2%増)と最高益更新を見込んでいる。
進捗率は、売上高55.9%(前年同期45.8%)、営業利益58.6%(同51.6%)、経常利益61.5%(同55.6%)、純利益61.6%(同64.2%)となっている。
また、第2四半期の営業利益率は10.225%であり、下半期も継続すると仮定すると、今通期の営業利益は21億06百万円となる。
以上のことから、通期の上振れも期待できる。