東京衡機は下値切り上げ、20年2月期減益予想だが上振れ余地
- 2019/11/11 05:31
- 株式投資ニュース
東京衡機<7719>(東1)は試験機事業を主力としている。20年2月期は減益予想だが、第2四半期累計は大幅増収増益だった。通期上振れ余地がありそうだ。株価は急動意の場面を交えながら下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。
■試験機が主力
試験機事業(材料試験器、構造物試験機、性能試験機、環境試験装置など)を主力として、エンジニアリング事業(ゆるみ止めナット・スプリングなどの締結具事業、商事事業)、海外事業も展開している。
■20年2月期減益予想だが上振れ余地
20年2月期連結業績予想は、売上高が19年2月期比11.5%増の60億円、営業利益が13.0%減の2億50百万円、経常利益が18.7%減の2億30百万円、純利益が68.7%減の1億70百万円としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比25.6%増収、営業利益が49.5%増益だった。エンジニアリング事業が3.0倍増収・2.3倍増益と大幅伸長した。試験機事業は15.2%増収だが18.7%減益だった。海外事業は33.5%減収で赤字拡大した。
第2四半期累計の進捗率は売上高が51.0%、営業利益が66.8%と高水準である。通期上振れ余地がありそうだ。
■株価は下値切り上げ
株価は急動意の場面を交えながら下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。11月8日の終値は273円、時価総額は約19億円である。