コーセルはモミ合い上放れの動き、20年5月期大幅減収減益予想の織り込み完了
- 2019/11/11 05:29
- 株式投資ニュース
コーセル<6905>(東1)は電源を主力としている。20年5月期は需要減速で大幅減収減益予想としている。21年5月期の収益回復を期待したい。株価は安値圏モミ合いから上放れの動きを強めている。20年5月期大幅減収減益予想の織り込み完了して戻りを試す展開を期待したい。
■電源が主力
電源(ユニット電源、オンボード電源)を主力として、ノイズフィルタも展開している。産業機器向けスイッチング電源の標準品で国内2位のシェアを誇っている。
■20年5月期大幅減収減益予想、21年5月期収益回復期待
20年5月期連結業績予想(9月11日に下方修正)は、売上高が19年5月期比13.3%減の241億80百万円、営業利益が56.2%減の14億70百万円、経常利益が54.2%減の15億10百万円、純利益が73.2%減の5億70百万円としている。
第1四半期は売上高が前年同期比18.5%減収、営業利益が79.7%減益だった。大幅減収減益だった。中国経済の減速などで需要が減少し、人件費や減価償却費の増加も影響した。通期も大幅減収減益予想である。21年5月期の収益回復を期待したい。
■株価はモミ合い上放れの動き
株価は安値圏モミ合いから上放れの動きを強めている。20年5月期大幅減収減益予想の織り込み完了して戻りを試す展開を期待したい。11月8日の終値は1273円、時価総額は約455億円である。