ソラストの20年第2四半期連結業績は医療関連受託事業など好調で増収
- 2019/11/12 07:20
- 決算発表記事情報
■今期も2桁増収増益を見込む
ソラスト<6197>(東1)は11日、2020年3月期第2四半期連結業績を発表した。
連結業績は、医療関連受託事業、介護・保育事業ともに好調に推移し売上高は470億61百万円(前年同期比14.7%増)となったが、教育事業の減収に伴う減益や生産性向上のためのIT関連投資費用の増加などにより、営業利益は24億93百万円(同2.0%減)、経常利益は24億94百万円(同2.9%減)、四半期純利益は固定資産の譲渡に伴い特別利益が発生し30億35百万円(同85.5%増)となった。
各事業の取り組みは、医療関連受託事業の医療関連受託事業では、売上高は前年同期比4.1%増の287億70百万円、営業利益は同8.2%増の31億36百万円となった。新規契約の受注や、従来から強化してきたトレーニングの継続的な実施、IT活用の取り組みなどが、サービスクオリティーの維持・向上などに寄与した。
介護・保育事業の介護事業では、売上高は前年同期比38.1%増の180億44百万円、営業利益は同5.8%増の9億94百万円となった。オールライフメイト、なごやかケアリンクなどをM&Aしたことなどにより、大幅な増収となった。利益面は、買収した会社などの利益貢献などにより増益となった。保育事業では、19年4月に認可保育所2施設を新規開設、認証保育所3施設を認可保育所に移行したことなどで園児数が増加した。
その他(教育等)、全社費用では、教育事業の売上高は前年同期比24.3%減の2億46百万円、営業利益は同69.9%減の22百万円となった。18年4月に行われた診療報酬改定に伴う書籍販売数の一時的な増加の影響が一巡した。全社費用では、人事システム、生産性向上のためのIT関連投資費用などにより、営業損失は16億38百万円だった。
20年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比13.1%増の953億円、営業利益が同13.3%増の57億円、経常利益が同11.7%増の56億円、純利益が同42.6%増の50億円としている。