GMОクラウドの第3四半期は、計画通りに順調に推移

■IoTプラットフォームやIoTセキュリティの分野に特に注力

 GMОクラウド<3788>(東1)の第3四半期は、クラウド・ホスティング事業の大幅増益もあり、計画通りに順調に推移した。

 同社グループの取組としては、クラウド事業の「データの管理、蓄積」、「インターネット通信のセキュリティ、IDアクセス管理」、「ソフトウェア、インターフェイス設計」を生かし、また卓越した技術を持つ第三者との協業体制を通じて、IoT市場向けのサービスの研究開発や実証実験を行っている。なおIoT事業の領域は広く、大小様々な企業が基盤となるテクノロジーやアプリケーションなどをはじめとするサービスを展開している。中でも、IoT市場においてIoTプラットフォームやIoTセキュリティの分野に特に注力している。


 その結果、19年12月期第3四半期連結業績は、売上高96億75百万円(前年同期比2.3%増)、営業利益10億71百万円(同0.5%減)、経常利益10億92百万円(同6.2%減)、純利益9億20百万円(同11.3%増)となった。

 クラウド・ホスティング事業の売上高は41億66百万円(同0.7%減)、営業外損益の影響によりセグメント利益は8億40百万円(同126.4%増)。

 セキュリティ事業の売上高は、為替変動によりマイナスの影響があったものの、国内および海外市場ともに堅調に成長したことにより50億42百万円(同6.3%増)、 セグメント利益は12億31百万円(同9.1%増)。

 ソリューション事業の売上高は7億38百万円(同0.1%減)、セグメント損失は3億62百万円(前年同期は2億67百万円のセグメント損失)。

 通期業績予想は、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、19年12月期連結業績予想は、売上高140億15百万円(同10.0%増)、営業利益15億50百万円(同10.0%増)、経常利益15億50百万円(同4.0%増)、純利益10億10百万円(同5.6%増)と最高益更新を見込む。

 第3四半期の営業利益率は、11.069%となっている。第四半期も同じ利益率と仮定すると、通期の営業利益は15億51百万円となることから、計画通りといえる。

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