プレミアグループは四半期好決算と自社株買い、M&Aが好感され急伸

■クレジット債権残高は29%近く伸び3000億円突破目前に

プレミアグループ<7199>(東1)は11月15日、買い気配を上げて始まり、取引開始後に17%高の2389円(346円高)まで上げ、2018年11月以来の2300円台に進んだ。14日の通常取引終了後、第2四半期決算と自己株式の取得(自社株買い)を発表。注目集中となった。

 さらに、クレジット残高の増加にともない、取り扱いや管理に実績のある中央債権回収株式会社(東京都中央区)の株式取得(M&A)による子会社化も発表した。
■自社株買いの取得上限株数は自己株式を除く発行済株式総数の4.5%、60万株

 自社株買いは、普通株式60万株(自己株式を除く発行済株式総数の4.5%)または取得総額12.00億円を上限に、東証における市場買付(証券会社による投資一任方式)で2019年11月15日から20年3月24日まで実施する。

 第2四半期の累計連結決算(2019年4~9月・IFRS基準)は、オートクレジットなどのクレジット事業、自動車の故障保証事業が共に大きく伸長し、売上高に相当する営業収益は66.6億円(前年同期比28.5%の増加)した。税引前利益は通期予想(据え置き)に対する進捗率が97%に達した。クレジット事業の債権残高は29%近く伸び、3000億円突破目前となった。

 子会社化する中央債権回収株式会社(東京都中央区)は、とりわけオートクレジット債権やオートリース債権の回収や、担保車両の引揚げなどで実績があり、全国で業務を展開。株式譲渡実行日は20年4月を予定し、議決権所有割合は100.0%になる予定。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る