マルマエの10月の受注残高は過去1年間の月次で比較すると最高額である9月の7億72百万円に次ぐ金額

株式市場 銘柄

■半導体分野の受注額は8月を底に徐々に回復、FDP分野は高水準で推移

 マルマエ<6264>(東1)の10月の受注残高は、過去1年間の月次で比較すると最高額である9月の7億72百万円に次ぐ金額となった。

 10月の受注残高は、半導体分野4億38百万円(対前月比2.0%増)、FPD分野3億22百万円(同4.4%減)、その他03百万円(同32.8%減)となり、全体では7億64百万円(同1.1%減)となった。

 過去1年間の月次の分野別受注残高を比較すると10月の半導体分野の4億38百万円は、下から3番目の金額で、8月の3億91百万円が最低で、9月の4億29百万円が2番目、10月がそのうえで、8月を底に、徐々に回復している状況。

 逆に、FDPの3億22百万円は上から3番目となる。トップは、8月の3億40百万円、2番目が9月の3億37百万円で、10月はその次となっている。それ程の受注額の差はないことから高水準で推移しているといえる。

 現在の市場環境として、半導体分野では、ロジック向けの需要が堅調な推移をするなかで、メモリ向けの需要が出始めた。FPD分野では中小型パネル向けの需要が高まっている。 今後の見通しは、半導体分野では、ロジック向けの設備投資の回復が続くほか、メモリ向けの需要は来年にかけて回復が続く見通しが出始めた。さらにFPD分野では、電子ビーム溶接機を活用した受注を中心に需要は拡大傾向と見込んでいる。その他分野は、引き続き、各種生産能力を活用した受注活動を行うとしている。

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