ピクスタは下値切り上げ、19年12月期大幅増益予想で3Q累計順調

株式市場 銘柄

 ピクスタ<3416>(東マ)は、デジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」運営を主力としている。19年12月期大幅増益予想である。第3四半期累計は大幅増益と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。なお19年12月期末から株主優待制度を導入する。株価は反発力の鈍い展開だが徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■デジタル素材オンラインマーケットプレイス「PIXTA」が主力

 インターネット上で写真・イラスト・動画等のデジタル素材を販売するオンラインマーケットプレイス「PIXTA」運営を主力として、クリエイティブ・プラットフォーム事業を展開している。

 国内外のクリエイターからクラウドソーシング形式でデジタル素材を収集し、素材を必要とする法人・個人向けに販売する。19年6月末には登録クリエイター会員数が30万人を突破した。

 新規事業として、出張撮影プラットフォーム「fotowa」やスマホ写真マーケットプレイス「Snapmart」も展開している。

■19年12月期大幅増益予想で3Q累計順調

 19年12月期連結業績予想は、売上高が18年12月期比13.2%増の28億46百万円、営業利益が81.1%増の2億円、経常利益が83.1%増の1億95百万円、純利益が5.4倍の1億12百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比11.5%増の20億14百万円、営業利益が66.9%増の1億23百万円だった。主力の「PIXTA」定額制売上が牽引して大幅増益だった。通期も収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は反発力の鈍い展開だが徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。11月18日の終値は1585円、時価総額は約36億円である。

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