キャンディルは調整一巡、20年9月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 キャンディル<1446>(東マ)は、住宅市場・商業施設市場を対象に建築サービス関連事業を展開している。19年9月期は増収大幅増益だった。20年3月期も増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は8月の年初来高値から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■建築サービス関連事業を展開

 住宅市場・商業施設市場を対象に建築サービス関連事業として、住宅建築途中で発生する傷の修復を行うリペアサービス、住宅引き渡し後のアフター定期点検を行う住環境向け建築サービス、商業施設の内装工事や大手家具メーカーIKEAの日本国内での家具組み立てサービスを行う商環境向け建築サービス、およびリペア材料などの商材販売を展開している。なお季節要因で第3四半期(4~6月)の売上・利益が小さい傾向がある。

■20年9月期増収増益予想

 19年9月期連結業績は、売上高が18年9月期比7.6%増の131億67百万円、営業利益が15.1%増の4億65百万円、経常利益が31.3%増の4億53百万円、純利益が44.6%増の2億47百万円だった。主力事業の売上が順調に推移(リペアサービス8.8%増収、住環境向け建築サービス0.2%増収、商環境向け建築サービス15.2%増収、商材販売2.2%減収)し、人件費増加などを吸収して大幅増益だった。

 20年9月期連結業績予想は売上高が19年9月期比6.4%増の140億10百万円、営業利益が12.7%増の5億24百万円、経常利益が8.6%増の4億92百万円、純利益が3.5%増の2億56百万円としている。主力事業の売上が順調に推移(リペアサービス4.9%増収、住環境向け建築サービス9.3%増収、商環境向け建築サービス6.9%増収、商材販売1.2%増収)して増収増益予想である。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価(19年9月1日付で株式2分割)は8月の年初来高値から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。11月18日の終値は717円、時価総額は約74億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る