エル・ティー・エスは底打ち、19年12月期3Q累計減益だが通期増益予想

株式市場 銘柄

 エル・ティー・エス<6560>(東マ)は、AI・RPAやビジネスプロセスマネジメントを活用し、働き方改革を支援するプロフェッショナルサービス事業を主力としている。19年12月期第3四半期累計は減益だったが、通期増益予想である。通期ベースで収益拡大を期待したい。なお自己株式取得(上限6万株・1億円、取得期間19年11月11日~19年12月16日)を実施している。株価は9月の上場来安値から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。

■ビジネスプロセスマネジメントを活用したプロフェッショナルサービス事業

 AI・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やビジネスプロセスマネジメントを活用し、企業変革と働き方改革を支援するプロフェッショナルサービス事業を主力としている。プラットフォーム事業も展開している。

■19年12月期3Q累計減益だが通期増益予想

 19年12月期連結業績予想(ワクトを子会社化したことに伴い9月19日に売上高を上方修正)は、売上高が18年12月期比17.1%増の35億円、営業利益が11.0%増の3億円、経常利益が9.4%増の2億95百万円、純利益が8.2%増の2億円としている。

 第3四半期累計は前年同期比11.8%増収、7.6%営業減益だった。売上面では主力のプロフェッショナルサービス事業が12.8%増収と牽引した。営業利益は企業結合に係る取得関連費用を計上して減益だったが、この影響を除くと6.9%増益だった。

 第3四半期累計の進捗率は売上高71.8%、営業利益69.8%とやや低水準だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は底打ち

 株価は9月の上場来安値から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。11月25日の終値は1439円、時価総額は約59億円である。

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