新日本製薬は下値切り上げ、20年9月期2桁営業増益予想
- 2019/11/26 08:13
- 株式投資ニュース
新日本製薬<4931>(東マ)は、シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品を主力としている。19年9月期は計画超の2桁営業増益だった。20年9月期も2桁営業増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は10月の上場来安値で底打ちして下値を切り上げている。出直りを期待したい。
■シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品が主力
19年6月東証マザーズに新規上場した。シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品を主力として、データベースマーケティングに基づき、美と健康に関する商品の研究開発・商品企画・販売を行うファブレスメーカー(製造を外部に委託)である。主力のオールインワン美容液ジェルシリーズはオールインワンスキンケア市場における国内売上NO.1商品である。
19年9月期の売上構成比は、商品別では化粧品が91%、ヘルスケア商品(健康食品・医薬品)が9%、販売チャンネル別では通信販売(EC含む)が92%、直営店舗(12店舗)販売・卸売販売が6%、海外が2%だった。
■20年9月期2桁営業増益予想
19年9月期の非連結業績は売上高が18年9月期比7.6%増の335億70百万円、営業利益が14.9%増の28億64百万円、経常利益が13.1%増の28億28百万円、純利益が4.1%増の18億24百万円だった。化粧品が12.4%増収と牽引し、増収効果で計画超の2桁営業増益だった。
20年9月期の非連結業績予想は、売上高が19年9月期比4.3%増の350億円、営業利益が10.0%増の31億50百万円、経常利益が10.7%増の31億30百万円、純利益が10.2%増の20億10百万円としている。主力の化粧品が6.6%増収と牽引し、増収効果で販管費増加を吸収する。収益拡大を期待したい。
■株価は下値切り上げ
株価は10月の上場来安値で底打ちして下値を切り上げている。出直りを期待したい。11月25日の終値は1626円、時価総額は約351億円である。