日立化成が17%高、「昭電工に買収の優先権」と伝わり思惑が沸騰

■日立製作所も高いが昭和電工は一時9%安

日立化成<4217>(東1)は11月26日、朝方に一時17%高の4065円(600円高)まで急伸し、上場来初の4000円台に進んだ。同日付の日本経済新聞・朝刊が、「日立は25日、グループの中核子会社である化学大手、日立化の売却を巡り、総合化学メーカーの昭電工に買収の優先交渉権を与えることを決めた」と伝え、思惑が沸騰。出来高も激増している。日立製作所<6501>(東1)も高い。

 一方、昭和電工<4004>(東1)は取引開始後に一時9%安の2818円(267円安)まで下押して急反落となっている。朝、東証適時開示を通じ、「当社が発表したものではなく(中略)、日立化成株式会社の株式取得を含め、常にさまざまな検討を行っておりますが、現時点で決定した事実はありません」と発表した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る