SIGは底固め完了、20年3月期営業減益予想だが21年3月期収益拡大期待
- 2019/11/27 05:16
- 株式投資ニュース
SIG<4386>(東2)はシステム開発事業を主力として、インフラ・セキュリティサービス事業も展開している。20年3月期は営業減益予想だが、21年3月期の収益拡大を期待したい。なお11月19日に自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)によって自己株式取得を実施した。株価は8月の安値を割り込まずに推移して底固め完了感を強めている。出直りを期待したい。
■独立系SIでシステム開発が主力
独立系SI(システムインテグレータ)である。システム開発事業を主力として、インフラ・セキュリティサービス事業も展開している。システム開発は公共系分野、製造系分野、エネルギー系分野、サービス系分野を主要な事業領域としている。
■20年3月期営業減益予想だが21年3月期収益拡大期待
20年3月期非連結業績予想は、売上高が19年3月期比4.8%増の44億28百万円、営業利益が3.9%減の3億58百万円、経常利益が1.4%増の3億53百万円、純利益が0.8%減の2億53百万円としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.1%増の20億32百万円、営業利益が9.4%減の1億33百万円だった。システム開発が1.4%増収、インフラ・セキュリティサービスが9.4%増収だったが、システム開発において上期計上予定の大型案件が下期計上に変更になった影響で売上高が計画を若干下回り、東証2部への市場変更に伴う一時的費用発生も影響して営業減益だった。
20年3月期は営業減益予想だが、21年3月期の収益拡大を期待したい。
■株価は底固め完了
株価(19年6月5日付でJASDAQから東証2部に市場変更)は8月の安値を割り込まずに推移して底固め完了感を強めている。出直りを期待したい。11月26日の終値は632円、時価総額は約36億円である。