FRACTALEが連日ストップ高、再生(幹)細胞を用いた男性尿失禁治療に光明

■細胞抽出機とセルセラピーキットを医療機器として実用化めざす

FRACTALE(フラクタル)<3750>(東2)は11月28日、取引開始後に一時1048円(150円高)まで上げて2日連続ストップ高となり、旧セブンシーズHD時代を含めて株式分割など調整後の最高値を更新した。27日11時30分、「非培養自己ヒト皮下脂肪組織由来再生(幹)細胞を用いた男性腹圧性尿失禁治療に関する国内治験の終了に関するお知らせ」を発表。同日の後場から急伸している。

 この国内治験は、再生医療研究開発に携わる連結子会社サイトリ・セラピューティクス株式会社と名古屋大学医学部附属病院が医師主導治験の方式で行ってきた。使用された再生(幹)細胞「ADRCs」の抽出には、サイトリ・セラピューティクス社が開発したセルーション遠心分離機などが使われる。治験結果に基づき、今後速やかに、サイトリ・セラピューティクス社のセルーション遠心分離機とセルセラピーキットを医療機器として、製造販売承認申請の準備に取り掛かる予定で、来年には本治療の保険収載を目指すとした。(HC)

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