【株式市場】日経平均は後場軟調に推移し5日ぶりに反落

株式

◆日経平均は2万3409円14銭(28円63銭安)、TOPIXは1708.06ポイント(2.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく9憶2501万株

チャート5

 11月28日(木)後場の東京株式市場は、引き続き米トランプ大統領が「香港人権法案」に署名したことを受けて米中関係を気にする様子があり、個別物色の展開になった。水晶デバイスの日本電波工業<6779>(東1)が一段高など、水晶振動子関連株が5G関連需要への期待などで軒並み高となり、富士通<6702>(東1)は傾向的な値上がりに買い安心感とされて一段と強含み最高値を更新。日経平均は3円高で始まったあと徐々に軟化し、前場の安値(70円44銭安の2万3367円33銭)は保ったが5日ぶりに反落した。TOPIXも5日ぶりに反落。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、アートネイチャー<7823>(東1)が一段と強含み、第2四半期の大幅増益などへの評価が再燃との見方。Jトラスト<8508>(東2)は海外事業の資金調達にクラウドファンディングを活用することなどが注目されて出直り拡大。アズーム<3496>(東マ)は今9月期の業績急回復予想などが言われて一段高。

 東証1部の出来高概算は少なく9憶2501万株(前引けは4億7502万株)、売買代金は1兆5982億円(同7823億円)。1部上場2156銘柄のうち、値上がり銘柄数は628(同691)銘柄、値下がり銘柄数は1416(同1345)銘柄だった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る