山王は下値固め完了、20年7月期黒字化予想
- 2019/11/29 07:56
- 株式投資ニュース
山王<3441>(JQ)はコネクタ等の電子部品の精密プレス加工や貴金属表面処理加工を展開している。20年7月期黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。
■電子部品の精密プレス加工や貴金属表面処理加工を展開
コネクタ・スイッチ等の電子部品の精密プレス加工および金型製作、貴金属表面処理加工を展開している。生産は中国、フィリピンにも展開している。
■20年7月期黒字化予想
20年7月期連結業績予想は、売上高が19年7月期比2.8%増の73億円、営業利益が10百万円の黒字(19年7月期は3億44百万円の赤字)、経常利益が10百万円の黒字(同4億10百万円の赤字)、純利益が10百万円の黒字(同6億25百万円の赤字)としている。
売上面では国内の復調を見込み、新製品受注に向けた東北工場新ライン建設や、生産拠点再編(生産性向上に向けた鈴川工場の生産機能の東北工場への統合、プレス・めっき一貫生産強化に向けたプレス生産の東北工場への集約)を着実に実行することで、営業黒字化を目指している。収益改善を期待したい。
■株価は下値固め完了
株価は反発力の鈍い展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。11月28日の終値は698円、時価総額は約35億円である。