アールテック・ウエノは参天製薬よりDE-105に関する開発・事業化権を承継

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■DE-105の発明者である西田輝夫名誉教授とメディカルアドバイザーとして契約を締結

 アールテック・ウエノ<4573>(JQS)は27日、参天製薬より、参天製薬が遷延性角膜上皮欠損の治療をターゲットとして開発を行っていたDE-105に関する開発・事業化権を承継することを発表した。

 今後、アールテック・ウエノがDE-105の製品化に向けて開発を実施することになる。また、DE-105の発明者である西田輝夫名誉教授(山口大学医学部)とは、アールテック・ウエノのメディカルアドバイザーとして契約を締結した。

 眼科専門医であるアールテック・ウエノ代表取締役社長の眞島行彦氏は、「DE-105は、アカデミア発の神経栄養因子ペプチドの点眼液で、角膜知覚神経障害による重症な遷延性角膜上皮欠損に対する治療薬として開発されてきました(アメリカでは第1相臨床試験、日本では第2相臨床試験)。角膜知覚神経が障害されると種々な角結膜上皮疾患(遷延性角膜上皮欠損、レーシック後角膜上皮障害、ドライアイの重症化、長期コンタクトレンズ使用による角膜知覚低下に伴う障害等)が生じるようになり、従来の点眼液による対症療法は、必ずしも満足の行く治療ではありません。今後は、遷延性角膜上皮欠損を初めとして、他の疾患も開発の対象として、難治性の角膜上皮障害の根治治療薬として開発を進めて行きます。
今回の承継はDE-105の眼科・皮膚科・消化器領域などの特許譲渡ならびに日本だけでなく海外での開発権も包括しており、アメリカでは既に第1相臨床試験が完了していますので、DE-105の発明者であり海外でも著名な西田輝夫名誉教授と共にグローバルな開発も積極的に行う計画です。」と述べている。

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