EduLabは調整一巡、20年9月期大幅増収増益予想
- 2019/12/2 07:41
- 株式投資ニュース
EduLab<4427>(東マ)は英語学習オンラインサービスなどを展開している。大学入試における民間英語試験の活用は延期となったが、20年9月期は英語学習需要の増加を背景に大幅増益予想である。株価は10月の戻り高値圏から急反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。
■英語学習オンラインサービスなどを展開
ラーニングサイエンスとEdTechを活用して、英検協会と共同運営する英語学習者向けサイト「英ナビ」運営や英語学習オンラインサービス「スタディギア for EIKEN」提供などのe―Testing/e―Learning事業、学力調査事業受託・システム開発・テスト分析などのテスト運営・受託事業を展開している。ライセンス収入、プラットフォーム利用収入、テストシステム提供などが収益柱である。
なお日本英語検定協会(英検協会)の英検S-CBTの実施を可能とするテストセンターを全国に設置し、20年4月運営開始する。大学入学共通テストでの活用は延期となったが、入試において英検を活用する大学が増加傾向のため、予定どおり開始する。
■20年9月期大幅増益予想
20年9月期連結業績予想は売上高が19年9月期比34.7%増の84億50百万円で、営業利益が23.1%増の18億円、経常利益が31.8%増の15億70百万円、純利益が41.0%増の11億10百万円としている。
大学入試における民間英語試験の活用は延期となったが、英語学習需要の増加を背景に各事業が伸長し、販管費増加を吸収して大幅増益予想である。収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は10月の戻り高値圏から急反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。11月29日の終値は4535円、時価総額は約400億円である。