ユー・エム・シー・エレクトロニクスは底打ち
- 2019/12/3 07:21
- 株式投資ニュース
ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>(東1)は国内最大級のEMS企業である。20年3月期第2四半期累計は赤字拡大した。通期予想は合理的に予測可能になった時点で公表するとしている。株価は反発力の鈍い展開だが、10月の安値で一旦は底打ちした形だろう。
■国内最大級のEMS企業
国内最大級のEMS(電子回路基板実装・加工組立・開発受託)企業である。車載機器・産業機器関連を主力(売上構成比7割超)としている。また海外売上比率が約8割である。
■20年3月期2Q累計は赤字拡大
20年3月期第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比5.8%増の715億円、営業利益が5億70百万円の赤字(前年同期は63百万円の赤字)、経常利益が12億44百万円の赤字(同9億56百万円の赤字)、純利益は32億02百万円の赤字(同11億43百万円の赤字)だった。
車載機器関連が堅調に推移して増収だが、売上原価や販管費の増加、特別損失の計上などで赤字が拡大した。通期予想は合理的に予測可能になった時点で公表するとしている。
■株価は底打ち
株価は反発力の鈍い展開だが、10月の安値で一旦は底打ちした形だろう。12月2日の終値は548円、時価総額は約106億円である。