プレミアムウォーターホールディングスは調整一巡、20年3月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 プレミアムウォーターホールディングス<2588>(東2)は、ミネラルウォーターのデリバリーを展開している。20年3月期(IFRSに移行)大幅増収増益予想である。そして上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は8月の高値から反落して上値を切り下げる形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■ミネラルウォーターのデリバリーを展開

 ホーム・オフィス・デリバリー事業として、富士山などの天然水を原水とするナチュラルミネラルウォーターの製造、宅配形式による販売、およびウォーターサーバーの販売を展開している。宅配水市場シェア1位である。顧客自身がボトルを処分することにより、使用後の顧客宅からのボトル回収を不要とするワンウェイ方式を採用している。

■20年3月期大幅増収増益予想

 20年3月期の連結業績(IFRSに移行)予想は、売上収益が430億円、営業利益が12億円、親会社所有者帰属純利益が6億円としている。19年3月期(日本基準)との比較で、売上収益は14.0%増収、営業利益は67.8%増益予想となる。

 第2四半期累計は、売上収益が前年同期比20.7%増収、営業利益が34.1%増益だった。計画超の大幅増収増益だった。新規顧客獲得が順調に推移し、各種システムの切り替え時期が後ろ倒しとなったことも寄与した。

 第2四半期累計の進捗率は売上収益が51.1%、営業利益が64.3%と順調である。通期は、各種システムの切り替え時期の確定による耐用年数の見直しによって減価償却費の増加が想定され、配送費用の動向に不透明感があるとしているが、上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は8月の高値から反落して上値を切り下げる形だが、調整一巡して出直りを期待したい。12月4日の終値は1765円、時価総額は約485億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る