【株式市場】日経平均は後場寄り直後の19円高を上値に小動きを続け小反落

株式

◆日経平均は2万3410円19銭(20円51銭安)、TOPIXは1720.77ポイント(1.30ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億4711万株

チャート5

 12月10日(火)後場の東京株式市場は、太陽誘電<6976>(東1)が「全個体電池」の報道などを手掛かりに一段と強含み、テレビ朝日HD<9409>(東1)は東映<9605>(東1)の持分適用会社化が材料視されて一段ジリ高。ただ、全般は個別物色の展開で、日経平均は後場寄り直後の18円77銭高(2万3449円47銭)を上値に小動きを続け、大引けは軟調で反落となった。TOPIXも反落した。

 後場は、学情<2301>(東1)が中盤から一段高となり、前場に続いて10月決算と今期予想が好感されて急伸。エクセル<7591>(東1)は大引けまで買い気配のままストップ高となり、加賀電子<8154>(東1)の連結子会社になることなどが材料視され、加賀電子も活況高。パシフィックネット<3021>(東2)は14時に「使用済み情報機器のデータ消去・情報漏洩防止に関する取り組みについて」を発表し一時急伸。ケイブ<3760>(JQS)はAKBグループのサイト運営を受注したのではとの観測が言われて思惑高。

 10日は新規上場2社となり、テクノフレックス<3449>(東2)は9時30分過ぎに公開価格900円を18%上回る1062円で初値をつけ、高値は前場の26%高は1133円。後場は売買交錯となり終値は1071円だった。ALiNKインターネット<7077>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格の2.3倍(気配値のまま値上がりする場合の本日上限値段)の3910円で買い気配となった。

 東証1部の出来高概算は10億4711万株(前引けは4億8315万株)、売買代金は1兆9042億円(同8494億円)。1部上場2157銘柄のうち、値上がり銘柄数は989(同1059)銘柄、値下がり銘柄数は1035(同942)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、医薬品、水産・農林、情報・通信、不動産、その他金融、などだった。(HC)

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