ユーピーアールは上値試す、20年8月期大幅増益予想
- 2019/12/11 08:09
- 株式投資ニュース
ユーピーアール<7065>(東2)はレンタルパレットを主力としている。20年8月期は物流事業が牽引して大幅増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急伸して上場来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■レンタルパレットが主力
19年6月東証2部に新規上場した。レンタルパレットやアシストスーツなどの物流事業を主力として、コネクティッド事業(位置情報・遠隔監視ソリューションのIoTサービス、カーシェアリングのビークルソリューションサービス)も展開している。
レンタルパレットは多品種・多サイズや全国デポ(サービス拠点)網などを強みとしている。さらにパレットプールシステム化やスマートパレット化、荷作業関連のアシストスーツの拡大も推進している。
■20年8月期大幅増益予想
20年8月期連結業績予想は、売上高が19年8月期比7.1%増の125億円、営業利益が28.8%増の9億75百万円、経常利益が19.0%増の12億円、純利益が35.2%増の7億75百万円としている。
レンタルパレットの保有枚数増加、デポや営業所の拡充、多種多様な顧客との取引拡大に取り組む。物流事業が牽引し、前期の上場関連費用一巡も寄与して大幅増益予想である。収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
株価(19年12月1日付で株式5分割)は急伸して上場来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。12月10日の終値は2426円、時価総額は約186億円である。