ネオジャパンの今期第3四半期連結業績は、クラウドサービス、プロダクト共に順調で2ケタ増収増益

■第3四半期よりPro-SPIREの子会社化により連結決算

 ネオジャパン<3921>(東1)の今期第3四半期連結業績は、クラウドサービス、プロダクト共に順調であったことから、2ケタ増収増益となった。なお、第3四半期より、Pro-SPIREを子会社化により連結決算となる。

 今期20年1月期第3四半期連結業績は、売上高23億35百万円(前年同期比18.1%増)、営業利益5億49百万円(同18.6%増)、経常利益5億61百万円(同17.6%増)、純利益3億83百万円(同17.8%増)となった。

 クラウドサービスについては、desknet‘s NEOクラウド版の利用ユーザー数が順調に推移したこと等により、売上高13億円(同17.3%増)であった。

 プロダクトは、中小規模ユーザー向けのdesknet‘s NEOスモールライセンスは、クラウドサービスを利用する人が増加していることもあり売り上げは減少しているが、大規模ユーザー向けのdesknet’s NEOエンタープライズライセンスは、主に当初第4四半期で見込んでいた案件の前倒しに加え、AppSuiteライセンスも堅調に推移したこと等から売上高9億68百万円(同26.8%増)となった。

 しかし、技術開発については、積極的に受託開発を行う方針ではないため66百万円(同36.5%減)と大幅減収。

 トピックスとしては、8月にシステムインテグレーションを主な事業とするPro-SPIREを子会社化した。また、長期的には日本国内は人口減少が見込まれており、それに伴い同社グループが提供する製品・サービス を利用する労働人口も減少していくことが予想されるため、中長期的に成長を継続していくためには海外へのチャレンジが不可欠であると認識している。そのため、2019年6月には世界市場進出を目的とした、グローバルマーケティングとグローバルアライアンスを推進するため、米国カリフォルニ ア州に完全子会社を設立した。本格的な稼働は2020年2月以降となることを見込んでいる。

 通期連結業績予想は、売上高35億90百万円(前期比34.9%増)、営業利益5億86百万円(同11.0%増)、経常利益6億01百万円(同9.9%増)、純利益4億13百万円(同8.1%増)を見込んでいる。

 進捗率は、売上高65.0%(前年同期74.3%)、営業利益93.7%(同87.7%)、経常利益93.3%(同87.2%)、純利益92.7%(同85.0%)となっていることから利益面での上振れが期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る