Link-Uは上値試す、20年7月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 Link-U<4446>(東マ)は、漫画アプリ運用などサーバープラットフォームビジネスを展開している。20年7月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。なお20年1月16日付で1株を3株に分割する。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階で乱高下の形だが、10月安値から急反発して7月高値に接近している。上値を試す可能性がありそうだ。

■漫画アプリ運用などサーバープラットフォームビジネスを展開

 19年7月東証マザーズに新規上場した。自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信およびデータを適切に蓄積・分析・処理するAIソリューションを、ワンストップで提供するサーバープラットフォームビジネスを展開している。

 漫画アプリに強みを持ち、小学館のマンガアプリ「マンガワン」運用を主力としている。19年11月には集英社と漫画配信サービスで業務提携した。

■20年7月期増収増益予想

 20年7月期の非連結業績予想は、売上高が19年7月期比20.7%増の13億11百万円、営業利益が6.1%増の4億22百万円、経常利益が5.3%増の4億10百万円、純利益が6.0%増の2億88百万円としている。

 第1四半期は売上高が2億75百万円、営業利益が59百万円だった。通期予想に対する進捗率は低水準の形だが、リカーリングサービス売上が概ね想定どおりに推移し、初期開発・保守開発サービスの早期検収も寄与して、各利益は計画を大幅に上回った。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階で乱高下の形だが、10月安値から急反発して7月高値に接近している。上値を試す可能性がありそうだ。12月17日の終値は5170円、時価総額は約234億円である。

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