【株式市場】増配銘柄などの物色活発で日経平均は2万円台を回復
- 2015/4/28 15:54
- 株式投資ニュース
◆日経平均の終値は2万58円95銭(75円63銭高)、TOPIXは1627.43ポイント(8.36ポイント高)、出来高概算(東証1部)は20億8721万株
28日後場の東京株式市場は、休日明けの30日に開催される日銀の金融政策決定会合での追加緩和に期待する様子はあったが、休日中の為替変動などを気にする様子もあり、日経平均は朝方につけた150円46銭高(2万133円78銭)を抜けずに一進一退となった。
配当性向の倍増などを打ち出したファナック<6954>(東1)は後場、高値もみ合いからややダレ模様になり、一方、国際石油開発帝石<1605>(東1)はアブダビで大型新鉱区と伝えられ高値もみ合いを継続し、トヨタ自動車<7203>(東1)は多少ジリ高となった。
昼12時半に四半期決算を発表したマブチモーター<6592>(東1)や14時に3月決算と中期計画を発表した新明和工業<7224>(東1)が急伸し、イマジニア<4644>(JQS)は無料会話アプリ「LINE(ライン)」向けの新ゲームなどに期待とされて急伸。
◆新規上場3銘柄はジグソーが買い気配◆
本日は3銘柄が新規上場となり、ニュース配信アプリなどで知名度の高いGunosy(グノシー)<6047>(東マ、売買単位100株)は9時ちょうどに公開価格1520円と同値で初値がつき、高値は前場の1680円、終値は1620円となった。
リンクバル<6046>(東マ、売買単位100株)は商店街や街の飲食店などを活用して男女に出会いの場を提供する「街コン」情報のサイト「街コンジャパン」を運営し、9時48分に公開価格2400円に対し28%高の3070円で初値がついた。高値は前場の3300円で、終値は2752円となった。
一方、ジグソー<3914>(東マ、売買単位100株)は後場も買い気配のまま初値がつかず、結局、気配値の場合の本日上限値段の5500円(公開価格2390円の2.3倍)の買い気配。初値は休み明けに持ち越した。
東証1部の出来高概算は20億8721万株(前引けは9億6229万株)、売買代金は2兆8658億円(同1兆3393億円)。1部上場1882銘柄のうち、値上がり銘柄数は961(同960)銘柄、値下がり銘柄数は792(同760)銘柄。
また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は24業種(前引けは27業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉱業、保険、精密機器、輸送用機器、機械、ガラス・土石、卸売り、非鉄金属、石油、石炭などとなった。