【今日の言葉】決算発表始まる、16年3月期2ケタ増益なるか

今日の言葉

『決算発表始まる、16年3月期2ケタ増益なるか』=3月期決算の発表が始まった。注目は、確実視される2015年3月期の2ケタ増益に続いて2016年3月期が2ケタ増益となるのか、あるいは1ケタ増益にとどまるかにかかっているようだ。しばらく前までは連続2ケタ増益の見方は多かったが、ここに来て2ケタ増益に対し慎重な見方も増えているようだ。

連続賃上げ、トリプル安メリット(金利安・円安・原油安)のうち円安と原油安はこれまでの勢いはなくなっている。即ち、企業にとってはコストアップ要因が増えていることになる。

消費税の影響一巡から国内需要に期待はかかるものの、今ひとつ元気がない。軽自動車に順風とみられるダイハツ工業は16年3月期も減益見通しから株価は急落した。

企業々績見通しが芳しくなければ日銀の3度目となる量的金融緩和が予想されるところだが、この点については3月期決算の発表が出尽くしてみないと分からない。

マーケットでは出来高20億株割れの盛り上がりに欠ける相場となっている。しばらくは、「森を見るより木を見る」相場のようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る