西華産業は下値切り上げ、20年3月期増益予想
- 2019/12/20 06:15
- 株式投資ニュース
西華産業<8061>(東1)は三菱系の総合機械商社である。20年3月期増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は安値圏でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。
■三菱系の総合機械商社
三菱系の総合機械商社である。三菱重工業<7011>と親密な関係にあり、発電プラント関連を主力として、電力、化学・エネルギー、産業機械、素材・計測などの分野にグローバル展開している。
■20年3月期増益予想
20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比14.1%減の1350億円、営業利益が13.3%増の24億円、経常利益が11.6%増の27億円、純利益が3.9%増の16億50百万円としている。
第2四半期累計は、売上高が前年の化学・エネルギー事業における新設発電設備大口案件が剥落して大幅減収、営業利益、経常利益が海外子会社の業績改善で全体として横ばい、純利益が法人税等調整額の影響で大幅減益だった。
通期予想に対する進捗率は低水準の形だが、第2四半期末の受注残高は15.1%増加している。設備投資関連で期末の構成比が高い傾向もあるため、通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は安値圏でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。12月19日の終値は1379円、時価総額は約177億円である。